離婚カウンセラーに相談すべきなのか迷う人も多いでしょう。離婚カウンセリングとは何なのか、料金相場、相談するメリットや注意点などについて詳しく解説します。
離婚カウンセリングとは?

離婚カウンセリングとは、夫婦関係の悩みや離婚を考える段階での不安・迷いについて、専門のカウンセラーに相談することです。
離婚を前提に話を進めるものではなく、「関係を修復したい」「離婚すべきか判断したい」「気持ちを整理したい」など、状況に応じたサポートを受けます。
第三者の視点から感情や問題点を整理することで、冷静な判断や今後の選択につなげることが目的です。
離婚カウンセリングの相談可能内容
離婚カウンセリングでは例えば、以下のような悩みについて相談可能です。
・離婚すべきかどうかの判断整理
・夫婦関係の修復可能性の検討
・配偶者とのコミュニケーション改善
・浮気・不倫問題への感情整理
・DV・モラハラへの対応相談
・子どもへの影響や関わり方
離婚カウンセラーの料金相場
民間離婚カウンセラーの相談料金は、全国平均で1時間あたり約5,000~10,000円が一般的な相場です。
対面カウンセリングはこの範囲内に収まる例が多く、電話やオンライン相談は同等かやや割安に設定される傾向があります。
相談形式による料金差は事業者ごとに異なり、一律料金のところもあれば、対面のみ追加費用を課す例もあります。メール相談では定額制でより低価格に設定されるケースも見られます。
地域による目立った差はありませんが、都市部には著名カウンセラーによる1時間2万円超の高額例も存在します
離婚カウンセラーの資格は?
離婚カウンセラーには、実は必ず取得しなければならない国家資格はありません。
そのため「資格がない=質が低い」とは限りませんが、安心して相談するためには、臨床心理士などの心理系資格や専門研修の修了歴があるかを一つの目安にするとよいでしょう。
あわせて大切なのは、あなたの話を否定せずに丁寧に聴いてくれるか、中立的な立場でサポートしてくれるかという点です。
法的な問題が絡む場合に弁護士など専門家と連携できる体制があるかも、信頼できるカウンセラーを選ぶポイントになります。
離婚カウンセラーおすすめ相談先

おすすめの相談先を紹介します。必要な支援内容(心理・法的・生活設計など)に応じて、 複数の相談先を組み合わせるのも有効です。興味ある窓口があれば、対応形式や料金を事前に確認し、自分に合う支援を選びましょう。
①民間の離婚・夫婦カウンセラー
民間の専門カウンセラーは、あなたの気持ちを整理し、夫婦関係の修復や離婚の判断サポートなど心理面の相談に強いです。
オンライン・対面ともに対応する事業者が多く、初回無料や短時間プランを設けているところもあります。
| エリア | 相談先 | URL |
②オンラインマッチング型カウンセリングサービス
全国の臨床心理士等の有資格者にオンラインで相談できるサービスです。
全国から専門カウンセラーを選べ、料金体系も1回ごとや回数パックで選べるため、初めての方でも始めやすいのが特徴です。
心理的な整理や夫婦関係の問題全般に対応できます。
③家庭裁判所や公的相談窓口
心理サポートではなく、離婚手続きや法的立場も含めて相談したい場合、家庭裁判所や日本司法支援センター「法テラス」などの公的サービスもあります。
無料で法律相談の案内や手続き支援を受けられるため、心理カウンセリングと併用すると安心です。
④行政やNPOの無料相談窓口
全国には、「よりそいホットライン」のような無料相談窓口があり、専門の相談員が離婚や家庭内の悩みを聞いてくれます。法的助言ではなく「話を聞いてほしい」段階の人に適しています。
離婚カウンセリングのメリット4つ
①感情を整理し、冷静な判断ができる
離婚を考えているときは、怒りや悲しみ、不安などの感情が強くなり、冷静な判断が難しくなりがちです。
離婚カウンセリングでは、第三者である専門家があなたの話を丁寧に聴き、気持ちを言語化する手助けをしてくれます。
頭の中で混乱していた思いや状況が整理されることで、「本当に離婚が最善なのか」「修復の可能性はあるのか」などを落ち着いて考えられるようになります。
②夫婦関係の改善につながる可能性がある
離婚カウンセリングは、必ずしも離婚を前提とするものではありません。夫婦間のコミュニケーションのすれ違いや誤解を整理し、改善策を探る場として活用できます。
感情的な対立の背景にある本音や価値観の違いを明確にすることで、関係修復の糸口が見つかることもあります。離婚か継続かで迷っている段階だからこそ、専門家のサポートが役立ちます。
③離婚後の不安を具体的に整理できる
離婚を選択する場合でも、生活費や住居、子どもの養育、仕事など将来への不安は尽きません。
カウンセリングでは、こうした不安を一つずつ具体化し、現実的な準備や選択肢を整理するサポートを受けられます。
漠然とした恐れを言葉にすることで、必要な行動が見えやすくなり、精神的な負担も軽減されます。
④一人で抱え込まずに済む安心感がある
離婚問題は周囲に相談しにくく、孤立感を抱きやすいテーマです。離婚カウンセリングでは、守秘義務のもと安心して本音を話せる環境が整っています。
誰にも言えなかった思いを受け止めてもらうだけでも、心の負担は軽くなります。自分を責め続けるのではなく、支えてくれる存在がいると感じられることは、大きな心の支えになります。
離婚カウンセラーの選び方
①中立的な立場で話を聴いてくれるか
離婚カウンセラーを選ぶ際に最も大切なのは、あなたの味方をしすぎるでも、配偶者を一方的に否定するでもなく、中立的な立場で話を聴いてくれるかどうかです。
感情に寄り添いながらも、冷静な視点を示してくれる人であれば、後悔の少ない判断につながります。初回相談時に「決めつけ」や「強い誘導」がないかを確認することが重要です。
②専門性や実績が明確か
必須資格はありませんが、心理系資格の有無や家族問題の相談実績が明示されているかは安心材料になります。
これまでどのようなケースを扱ってきたのか、相談件数や得意分野が具体的に示されているかを確認しましょう。
また、法的問題が絡む場合に弁護士などと連携できる体制があるかも重要なポイントです。
③料金体系と相談スタイルが明確か
料金が不明瞭だったり、追加費用の説明がない場合は注意が必要です。時間制か回数制か、延長料金の有無、キャンセル規定などが明確に提示されているかを確認しましょう。
また、対面・オンライン・電話など自分に合った相談形式を選べるかも大切です。無理なく続けられる環境かどうかが、満足度を左右します。
離婚カウンセリングを受けるときの注意点

①カウンセリングと法律相談の違いを理解しておく
離婚カウンセリングは、気持ちの整理や夫婦関係の改善、今後の方向性を考えるための心理的サポートが中心です。
親権や財産分与、慰謝料などの具体的な法的判断や手続きの代行は行えません。法的な結論を求めている場合は弁護士への相談が必要になります。
目的を明確にし、心理支援と法的支援を混同しないことが大切です。
②すぐに結論が出るとは期待しすぎない
離婚問題は感情や生活状況、子どもの問題などが複雑に絡み合っています。1回の相談ですべてが解決することは少なく、複数回かけて整理していくケースが一般的です。
「すぐ答えを出したい」という焦りが強いと、カウンセリングの効果を感じにくくなります。時間をかけて向き合う姿勢を持つことが重要です。
③カウンセラーとの相性を重視する
カウンセリングは信頼関係が前提です。話していて安心できるか、否定されていると感じないか、強引に結論へ誘導されていないかを確認しましょう。
違和感がある場合は無理に続ける必要はありません。初回相談を体験の場と考え、自分に合うかどうかを見極めることが、満足度を左右します。
④料金体系と継続費用を事前に確認する
料金が時間制か回数制か、延長料金やキャンセル規定がどうなっているかを事前に確認しましょう。継続する場合、総額がどの程度になるかの目安を把握しておくことも大切です。
費用面の不安があると相談に集中できません。契約内容が明確で、説明が丁寧な事業者を選ぶと安心です。
⑤感情が高ぶっている状態で重大な決断をしない
怒りや悲しみが強い状態では、極端な判断をしてしまうことがあります。
カウンセリングは感情を吐き出す場でもありますが、その場の勢いで離婚を決断するのではなく、一度持ち帰って冷静に考える時間を持つことが大切です。
気持ちが落ち着いた状態で判断することで、後悔の少ない選択につながります。
離婚カウンセリングを受ける流れ
①予約・事前確認
公式サイトや電話、メールなどで日時を予約します。料金、相談時間、キャンセル規定などを事前に確認します。可能であれば、現在の状況や相談したい内容を簡単に整理しておくとスムーズです。
②相談開始(ヒアリング)
当日はまず、現在の夫婦関係や悩みの背景について丁寧にヒアリングが行われます。カウンセラーは中立の立場で話を聴き、感情や状況を整理していきます。無理に結論を急がせることは基本的にありません。
③問題の整理・方向性の確認
話を通して見えてきた課題や気持ちの整理を行い、「修復の可能性」「離婚の現実的課題」「今後の選択肢」などを一緒に確認します。必要に応じて具体的な行動のヒントも示されます。
④今後の提案・終了
相談時間の終盤では、次回継続するかどうかの確認や、自宅で考えるポイントの提案があります。法的な問題が中心の場合は、弁護士など他専門家への相談を勧められることもあります。
離婚カウンセリングでよくある質問

Q1. まだ離婚するか分からなくても相談していい?
問題ありません。離婚カウンセリングは「離婚を決めた人」だけが受けるものではありません。むしろ、迷っている段階の方こそ利用する価値があります。
修復の可能性を探りたい、気持ちを整理したい、今後どう動くべきか考えたいといった段階でも相談可能です。結論を急がせる場ではなく、冷静に判断するための時間と考えるとよいでしょう。
Q2. どのくらいの回数通えばいい?
内容や状況によって異なります。1回の相談で気持ちが整理できる方もいれば、複数回かけて向き合う方もいます。
夫婦関係の修復を目指す場合や、長年の問題が絡む場合は継続的なサポートが効果的です。まずは1回受けてみて、自分に合うかどうかを判断し、必要に応じて回数を検討するのが現実的です。
Q3. 配偶者と一緒に受けることはできる?
可能な場合が多いですが、事前確認が必要です。夫婦同席でのカウンセリングを行っている事業者もあります。関係改善を目指す場合は同席が有効なケースもあります。
ただし、DVや強い対立がある場合は別々に相談する方が安全なこともあります。状況に応じて適切な形式を選ぶことが重要です。
Q4. 相談内容は外部に漏れない?
原則として守秘義務があります。民間カウンセラーは守秘義務を守るのが基本です。相談内容が第三者に漏れることは通常ありません。
ただし、生命の危険がある場合など例外もありますので、事前に守秘義務の範囲を確認しておくと安心です。不安な点は遠慮なく質問しましょう。
Q5. 法律の具体的なアドバイスももらえる?
基本的には心理面のサポートが中心です。離婚カウンセリングでは感情整理や関係改善が主な目的で、具体的な法律判断や手続き代行は行いません。
親権や財産分与など法的問題が中心の場合は弁護士への相談が必要です。信頼できるカウンセラーであれば、必要に応じて適切な専門家を紹介してくれることもあります。
まとめ
離婚カウンセラーを探しているということは、それだけ真剣に今後の人生を考えている証拠です。大切なのは、あなたの状況や気持ちに合った相談先を選ぶことです。
資格や実績、料金体系だけでなく、話しやすさや中立性も重要な判断基準になります。迷っている段階でも相談は可能です。
一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら冷静に整理することで、後悔の少ない選択につながります。まずは一度、無理のない形で相談してみることから始めてみてください。


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